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茨城県守谷市にあるアロマトリートメント、ハワイアンロミロミ、ハーブ、アロマグッズのお店

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フランスのアロマセラピー事情 1

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(aromatopia n゜68 フレグランスジャーナル社2005 より)

皆さんはフランスというと何を連想しますか?花の都という枕言葉のつく首都を持つこの国は、旅行者として通り過ぎるか、生活して肌で感じるかでは大きな差があるようです。パリは京都に似て、人々ははじめ無愛想だが、一度心を開くと家族のように迎えてくれると言います。学生時代を含め10年の滞在歴のある私は、まさに文字通りの体験をして参りました。帰国後、アロマテラピーサロン&スクールを始め、母国に根をおろすと、仏国は遠い国だなと実感します。モノに関しては多くが入手可能です。しかし英語圏の文化に比べ、その精神(エスプリ)についてはあまり知る機会がないのが現状です。アロマテラピーについても同じことが言えるのではないでしょうか。ここにアロマテラピー医療との出会いを記させていただきます。
 パリには多くのハーブや精油を扱った専門店、薬局、オーガニックの自然食品店などがあり、家庭では自然療法もごく普通に登場し、不調にはホメオパシー薬も取り入れることが出来ます。
 専門医と出会ったきっかけを述べさせて頂くと、私は思春期に胸にしこりがあり、痛みを伴うので乳腺症として、成人してからは東京でも何度か検査を受けてきました。ある時そのマストゥース(乳腺症)の症状に発熱を伴う痛みがあり、現代医療で治療をうけました。その頃私は、学生時代から付き合っていたフランス人と結婚生活を始め、2度目のフランス新生活に慣れ始めた頃でした。他に日本の母の乳癌の再発の心配もありました。今思えば様々なストレスがあったのだと思います。医師よりいただいた薬の経口を続けていたら生理が止まってしまい、微熱が続いて薬の副作用の怖さを知りました。

友人の紹介で、フィトテラピー・アロマテラピーを専門とするM医師の元を訪ねました。問診を受け、診療ベットに横たわり、胸部に聴診器をあて、各リンパ節、腹部の張りや胸の組織の状態、筋や関節の状態を手で触れたり、「かっけ」を調べる器具を使ったりして診察が始まりました。


その振る舞いは今までの医師とは全く異なり、とくに患部の状態を見るためにタッチを受けた瞬間の驚きは今でも心に残っています。胸に触れられたり、何かにぶつかれば激痛もあったりして、今まで診断の度に、たとえM医師が同じ女医であっても、私にとっては痛みへの恐怖でした。ところがまるで天から舞い降りた女神に触れられているような、そんな感触だったのです。その後処方箋を頂き、自宅近くの薬局に出したところ、薬剤師が「痛みがひどいのね。これらは今あるけど、この塗り薬は特別なブレンドで、今からバイク便で至急取り寄せるから、3時間後にまた来てね。それまで我慢していてね」と言って、優しく接してくれました。
一方、その時の薬の量と金額にもびっくりしました。2ヶ月分で、250mlと125mlのボトルが10本以上、ホメオパシーのアンプルのケースも10数ケース、マグネシウムやその他に錠剤の小箱が同じ様に10ケース以上ありました。帰宅して早速経口してみると、今度は頭がポーっとして酔った気分になり、驚いて友人に電話するとその薬は薬草をアルコールに浸け込んだものなので、お酒に弱い私は少しぼうっとするかもしれないとのことでした。そして塗布用のセントジョーンズワート油をベースにし、薬草のブレンドを3週間塗り、2ヶ月上記の薬を飲んでいたら、微熱や痛みはすっかり取れ、それ以来、以前のようなひどい炎症は一度も起きていませ

ある時、10年以上前の前述の症状に処方されたものが、日本の専門誌に「英国で・・・のテインクチャーが婦人科系のトラブルに効果があると研究発表があった。」とあり、、まるで最新情報の如く記されていて唖然としました。それは日本の学会や学者の発表時には、仏国では既に臨床データがあり、医療の現場で役立てられているものもあります。医療としてのアロマテラピー先進国フランスと言われる実際の医学としてのアロマテラピーと我が国の患者への緩和ケアとしてのものとしては大きな違いがあり、医療としてとらえた時、50年もの開きがあると思われます。

日本ではフランスの情報の少なさとは反対に、「仏国では精油はメディカル」というイメージばかりが先行し、"精油で病気が治せるのではないか"と医学的知識のないものが錯覚してしまう恐れがなきにしもあらずです。仏国の専門医は医学博士であり、つまり西洋医学を医大で8年修め、専門分野の知識をさらに数年積んだ後、アロマテラピー、フィトテラピー医師として治療を行なっています。こういった状況を踏まえ、私はリラクレーションや美容として、あるいは精油を使用する者の自己責任のためのきちんとしたアドバイスを通して日々、アロマテラピーを提供し、自然治癒力を高めるお手伝いをさせて頂くという気持ちを心に留めておかなければと感じています 。     


フランスのアロマセラピー事情 2

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(aromatopia n゜68 フレグランスジャーナル社2005 より)

数年前、あるアロマテラピーの団体のつどいに参加した時に、フランスのアロマテラピーの意味と、日本でのそのものが大きく異なることに気付きました。その集まりでは精油についての言及はほとんどありませんでした。植物学、ハーブの栽培法、料理への利用方法といった内容で終了しました。フランスでアロマテラピーを学んだ私にとっては1つのカルチャーショックでした。フランスでは『Aromatherapie(芳香療法)においては、Huiles Essentielles(エッセンシャルオイル)を使用します。Huiles Essentiellesとは植物より、水蒸気蒸留法あるいは圧搾法で抽出した植物の真髄(仏語essentialの意)のオイルです。そしてAromatherapieとはPhytotherapie(植物療法)の一部です。』と定義されます。
 日本においては森林浴というニュアンスもアロマテラピーは含みますが、ルネ=モーリスガットフォセの母国では文字通りの香りと療法として現在も引き継がれています。仏国のAromatherapie関連の書籍、冊子などに、精油は吸入、塗布のみならず経口についての方法、滴数、禁忌が記されています。つまり、それを読んで実践したい人は誰でも精油を吸入、塗布あるいは、経口を自己責任において行なうということです。基本的に精油は飲めるものとして扱われています。 

エッセンシャルとは仏語で「真髄の」という意味です。アブソリュートはHuiles Essentiellesの仲間には入らず、経口も行なわれません。こうして植物のエキスは飲用も行なわれるということでフランス式のアロマテラピーでは精油の品質を大変重視します。ジャン・バルネ医師の時代より、トレーサビリティに重きを起きBIO(=オーガニック)つまり完全無農薬有機農法栽培の精油、または本当の野生種のの原料で抽出された精油を使用することが重要とされています。それには政府の認定を受けるシステムがあり、そのBIOマークを付けることができるのは、食料品と食品の原料製品のみです。精油はこの食品原料製品で分類されますが、ブレンド済みの精油は加工品のため区別されそうした物で、栽培の状態の良いもの加工品等には別のロゴが存在します。最近では、BIO COSMETIC という認定もできて化粧品類の原料に政府認定オーガニック原料が使用されていればそのマークを使用できるそうです。詳しいオーガニック精油の説明は紙面の都合上控えさせて頂きます。
 厳しい条件をクリアし、晴れて政府認定証をもらっても薬事法で精油を薬と誤解されるような表示をしてはいけないそうです。例えば、病院や医療で使用されるなど実際にそうであてもそれをうたってはいけないそうです。

フランスにおいて、治療としてアロマテラピーを行なうことができるのは医師のみです。フランスのアロマテラピー事情1でM医師についてふれましたが、もうひとりのT医師も私の大切な女神のような先生です。お二人とも医師の国家資格を持ち、他にも専門をお持ちです。Phytotherapie-Aromatherapie医師として開業され植物療法、芳香療法の他、オリゴ療法(微量元素療法)、ホメオパシー、栄養療法、自然療法での食事のアドバイスも行ないます。またレントゲン、エコグラフィー、アレルギーや真菌の有無等、その他検査の指示も行ないます。診察は1時間~1時間半要し、遺伝を含めた体質、現在の環境を含めた心理状況、医学的検地と心理療法的視野からも問診を行ない、触診をしながら診断をしてゆきます。
 先日、T医師に診て頂いた折りに「フランスで医師がアロマテラピーの処方を行なうというと、日本ではアロパシー(対症療法)的な診断をするのではないかと誤解される方も多いようです。」と伝えると、ジャン・パルネ医師から学んだ彼女は「対症療法であれば診断は10~15分で終わります。我々は個人個人を診て、個々に合った治療方法を考えます。そのためにも最低1時間という時間をかけて診察を行なってゆきます」と凛としておっしゃられたことが印象的でした。 


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