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茨城県守谷市にあるアロマトリートメント、ハワイアンロミロミ、ハーブ、アロマグッズのお店

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LECTURE

     

香水の街“グラース“を訪ねて

レクチャーイメージ

花市で知られるニースはコートダジュールを訪れる旅人の玄関口、そこから長距離バスで約1時間10分の所にグラースはあります。2006年3月、ここで開催される第8回アロマテラピー薬用芳香植物国際学会を目的に渡仏。在仏歴のある私にとってかつて慣れ親しんだ土地でしたが、1人での学会出席に不安はありました。
 しかし、以前よりお世話になっているD・タレック先生が発表されること、また、グラース在住の植物療法専門薬剤師のフランシス・A先生と奥様でアロマテラピー専門家の前田久仁子先生方に再会したい一心で日本を後にしました。香りを楽しむ皆様に私の体験を通して香水の町を身近に感じで頂ければと筆を取らせて頂きます。
 日本の1.5倍の国土を持つフランスは太陽と自然、歴史豊かなプロバンス地方を「フランスの庭」と呼びます。その隣のコートダジュール地方にグラースは位置し、香水のメッカとして世界に名を馳せます。その起源は16世紀にさかのぼり革の手袋に香りを付ける為の香水作りが始まりです。「香水の国フランス」とその名を不動の物としたのは、16世紀中頃フランス王妃となったカトリーヌです。
 14才でフィレンツェの名門メディチ家より、後の国王フランソワ二世に嫁ぎ、ルネッサンスの影響を多々もたらせました。早くに未亡人となり、黒いヴェールとドレス姿で肖像画に残り、外見において「手と脚の美しさしか魅力がなかった」とされています。香りのエピソードを多く持ち、自ら香水の調合を行なっていました。夫の浮気と10年の不妊に苦しみ、医学や薬学では足りないと魔術や占星術、予言に頼ったとされます。フランスルネッサンスの医師と予言者で名高いノストラダムスを城に招き、助言を受けていたようです。古城巡りの際彼女が作らせたトロンプロイユの戸開きや引き出しから、毒薬作りもしていたのではないかというガイドの説明に、カトリーヌの存在の大きさを感じました。
 このフランス史上重要人物により、グラースは香料植物の栽培に適した風土とお墨付きを受け、現在に至っています。
 バラを始め、ジャスミン、チュベローズ等の栽培がかつて行なわれ、ブランド香水のほとんどがこの町を起源とす
る老舗香水メーカーより造られる・・・。そんな華やかなイメージを持って91年に初めて訪れた時の私の落胆は大きなものでした。起伏の激しい山合の道をいくら捜せども花畑など存在せず、旧香水工場の傍に、ごくわずかな跡をとどめているのみでした。結局のところ、香水博物館や歴史香水工場、装飾美術館等からいにしえの名残を垣間見るより術はありませんでした。
 80年代終わりより世界経済危機の煽りを受け老舗企業に多くの合併買収変化が起きました。同時に旧中心部より離れ、より利便のよい土地、より魅力的な町へと起業は移ってゆきました。現在ではアラブ系の移民が多く治安が乱れていると住民の不安の声も耳にしました。しかしながら香水産業の長い歴史を持ち、その伝統やノウハウは稀少です。国の宝としての責任をはたそうと様々な取り組みがなされています。
 学会はグラース市が主催となり、EC諸国はもちろん仏語圏のアルジェリア、マダガスカル、コートジヴォワール等より、多くの医師や専門家が参加、出席されました。
 学会の雰囲気もさることながら、市内にある先述のフランシス先生の薬局にも感激しました。ガレノス製剤からホメオパシー製薬まで行なっている薬局はフランスでもここだけとのことです。到着直後レストランでお隣にいらした夫人は先生のクライアントで、芳香植物療法がいかに現地の方々に必要とされているかを実感しました。
 また、30年のキャリアを持つスイスのアロマテラピー実践家との交流も心に残っています。彼はジュネーブの病院より不安感の強いホスピス患者の為に呼び出され、精油をクライアントと共にセレクトし、トリートメントオイルを調合、それを使い、看護師が施術を行ないます。他に、精油で調合した香水を作って持ち帰って頂き、ストレスを感じた時にかぐように指導しているそうです。国家資格は特になく、結果が良いのでもう15年も出張しているとのことでした。
 カトリーヌの香り好きのお陰で450年以上たった今、、大変有意義な日々と出会いをグラースで得ることができました。皆様もいつか是非ここ、香りの町を訪ねる機会をお作りになって下さい。アロマテラピーがもたらす心の豊かさに多くふれることと存じます。
 他にもすぐれたオーガニックメーカーの精油があればと、学会で出会う方々に相談したところ上記の実践家がfarfallaも良いですよと、紹介され取り扱いをはじめることになりました。

日本アコーディネーター協会07年4月号


パフューム“ある人殺しの物語”永遠の美コンテスト グランプリ受賞の喜び


トピックイメージアロマテラピーを仕事として、早9年が過ぎました。現在私は毎日、数人のクライアント個々にあわせた精油のブレンドをし、トリートメントを行なっています。
その方自身に欠けているもの、又はよく似ているもの、それらに対応する香りをカウンセリングを通し、短い時間でセレクトしてゆきます。またアロマテラピーのレッスンでは、精油を使った香り作りの指導も行なっています。精油はフタを開けると一瞬で思考・意識を変化させます。私なりにこの小瓶の力をかりて皆様が幸せになる、そんな素敵な仕事に恵まれ、これまでコンタクトさせていただいたたくさんの方々に深く感謝しております

そんな中、映画「パフューム~ある人殺しの物
語~」の永遠の香りコンテストを知り、香水を作成し応募してみたいと思いました。このベストセラー小説を89年頃フランス語で読みましたが、嗅覚に対する描写があまりにグロテスクで途中でやめてしまいました。しかしながらスクリーンの映像はとても美しく幻想的でまるで異次元のおとぎ話を観ているようでした。特にコンテストのテーマだったローラの窓辺のシーンは手にした白バラがまるで全ての闇の中から現れた聖なる光であるかの様な印象を受けました。

グルヌイユとローラの存在は、光と闇、天と地、信仰と無宗教、生と死の如くコントラストが極めるそれぞれの美しさを表しているように感じました。この対照から生まれる、まぶしいほどの生命の輝きを香りで表現できればと思い、精油をセレクトし、ブレンドに移しました。スクリーンの中の芳しきローラはプロバンス貴族の令嬢、伯爵より求婚されてもいつかまだ見ぬ愛する人と結ばれたいと願う気貴く清らかな乙女です。

香りに例えると、ヨーロッパのブライダル・ブーケに使われる白い花々です。マグノリアフラワー、オレンジフラワー(ネロリ)、ローズ 、これらをハートノートにしました。それらを調和させるベースノートには神と繋がるフランキンセンスを用いました。そして天使に導かれ昇天する為のアンジェリカ・ルートも加えました。私の中でこの天使こそグルヌイユその人です。天使の羽の軽さを強調させる為にベースノートにあまり重いものは用いませんでした。

その軽やかさをさらに強調する為にトップノートにはパラダイスのフルーツという学術名を持つ、グレープフルーツを合わせさらにオレンジスイートを加え、若い輝きを表現しました。そしてニュアンスにシトロネラやタラゴンを用いてプロバンスの爽やかさを加えました。ネーミングは全てのブレンドを終え、香水が完成した時点でインスピレーションから"イノセント・ビューティアロマチカ"に決めました。美しく芳しいという事だけで、罪なく天に召されたローラ、そして罪の意識なしに香りが必要だったがゆえにそれを行なったグルヌイユ、この2人に捧げる香りです。使用した精油は長年愛用しているフランス プロバンスのフロラム社(Florame)のものです。野生種又は、オーガニックのもので非常に繊細な芳香が魅力です。この度(株)ギャガコミニュケーションズ社配給の「パフォーム~ある人殺しの物語~」という素晴らしい映画に出会えたこと、またそこからイメージした香りを審査の方々に気に入って頂けた事、本当に嬉しく私にはとてももったいない受賞と感じています。こうして大変素晴らしいグランプリを頂けたのは、これまでアロマテラピーを通じて出会いを捧げてくださった全ての方々のお力のお陰によるものです。皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

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